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用語集/元ネタ

Last-modified: 2011-11-10 (木) 10:41:37

あ行

イーク

ローグライク・Angbandの原型であるMoriaから登場。非常に弱い、奇妙な人間型生物…らしい。
(が、詳しい設定や背景はよく分からない。
シンボル"y"に割り当てるものが無かったためこうした雑魚モンスターを創作した、という見方が有力である。
ちなみに"Yeek"と綴る。)

 

イスの偉大なる種族

クトゥルフ神話作品に登場
イース(Yith)と呼ばれる滅亡しつつある銀河の彼方から6億年前の地球に到来した、実体を持たない精神寄生体。時間の秘密を極めた唯一の種族であるため、畏敬の念を込めて、大いなる種族と呼ばれている。
ラヴクラフト著「時間からの影」(『ラヴクラフト全集 (3)』に収録)など

 

ウィンチェスター・プレミアム

ライフル銃のブランド「ウィンチェスター」、過去に散弾銃も製作している。
プレミアムと言う事なので、ターミネーター2などで使われたウィンチェスター M1887や、
各アニメなどでも使用されるウィンチェスター M1897なのだろうか?

 

うさぎのしっぽ

運が若干上がる。
元ネタは往年の名ゲーム「ダンジョンマスター」だと思われる。
※効果は同様。同じく隠しパラメーターである運が上がる。

 

うぐぅ

苦悶の声。
「Kanon」の月宮あゆの口癖として有名。もしくは「プリンセスメーカー」の人さらいが発する断末魔。
Elonaでは、乗馬したときのペットの反応や、街の子供が発する断末魔のひとつとして出てくる。

 

エイリアン

寄生体を他生物に寄生させて増殖するという特徴は有名SF映画『エイリアン』に登場するエイリアンそのもの。
原作では母体となる生き物に合わせて特性が変化するなどの描写も存在した。
Elonaで母体に合わせて子供のレベルが変わるのはそこら辺を再現したものと思われる。

もう一つの特徴である強酸性の体液は、Elonaでは酸属性の近接攻撃に置き換えられている。
そのため寄生だけではなく、防具の劣化にも注意しなければならない。

 

エーテル

Elonaでは、エーテル(Ether)はかつて光の媒質と考えられたものでもなければ、酒(エタノール)を硫酸で脱水して生成される化学物質でもなければ、我々が使用しているイーサ(Ether)ネット(TCP/IP)のことでもなければ、ファイナルファンタジーのようにMPを回復するものでもなければ、レミオロメンのアルバムのことでもない。

Wikipedia:エーテル

エーテル病

ゲーム的な設定自体はまるで違うが、
システム部分はローグライクゲーム「Ancient Domain of Mystery (ADOM)」の“corruption(堕落)”から引用している。
エーテル抗体のポーションの英語名が"potion of cure corruption"なのもこのため。
似たようなものもあるのだが、Elonaのエーテル病はこちらに比べて実は大分おとなしめ。

 

エヘカトル

アステカ神話の風の神・文化英雄のエ・ヘ・カトル(Ehecatl)。
太陽神・創造神・文化英雄神・平和の神・翼ある蛇であるケツァルコアトルの別名とも考えられている。

ケツァルコアトルは文化的で高徳、温厚で、生贄を要求する事もなく、全ての民から愛された。
しかし戦士の神であるテスカトリポカの策略にはまり、神々の王の位を失脚し、追放されてしまう。
この時、ケツァルコアトルは再起を予言している。西暦で1519年、アステカを滅ぼした侵略者エルナン・コルテスが到来した年である。

エ・ヘ・カトルは幸運の女神マヤウェルの情夫としての名である。
ある時、エ・ヘ・カトルはマヤウェルと連れ立って地上に下り、一本の美しい木に宿って愛を誓い合った。
マヤウェルの祖母である星神ツィツィミトルは人妻マヤウェルの不倫に激怒し、マヤウェルの宿った枝を切り裂く。
エ・ヘ・カトルはマヤウェルの遺体を回収して天国へ戻り、空から遺骨を撒く。その骨から芽を出した植物は白葡萄酒の材料になった。

なお、アステカ神話には黒猫(ジャガー)も登場する。黒いテスカトリポカが統治する第一の太陽の時代の終末に群れで現れ、人々を残らず食い殺したという。

大食いマグロ

狩猟アクション「モンスターハンター」シリーズに登場する魚。
原作では食べるとアイテムが出てくることがあった。

 

か行

ガグ

クトゥルフ神話より。夢の世界であるドリームランドの地下都市に棲む食人族。
巨大なはずなのだが、巨人族ではないのはサイクロップスやタイタンに比べると流石に小さすぎる為か。
それにしたってオークは無いだろう・・・。

 

かたつむり

かたつむりの一種、Escargot de Quimperの学名が、"Elona quimperiana"。
塩で溶けるのは、なめくじが塩に水分を吸い取られる様子が、まるで溶けていくかのように見えることから。

 

『カネダのバイク』

大友克洋の漫画「AKIRA」の主人公、金田正太郎が駆る真っ赤なバイク。
12000回転の200馬力と言うスペックを誇り、並の走り屋では扱えないモンスターマシンとして登場。
他に類を見ない独特で近未来的なデザインから絶大な人気を博し、現在に至るまで日本で最も有名なバイクのひとつであり続けている。
セリフは「AKIRA」作中の金田のもの。

 

カブ

言わずと知れた、ホンダのロングセラーバイク。(→Wikipedia:ホンダ・カブ)
驚異的な燃費の良さとチートとしか形容しようの無い耐久性がトレードマークで、
バイクなのに「全盛期のカブ伝説」というイチローコピペまで存在する始末である。
Elonaでは何故か金田のセリフを喋る。そのうちいくつかは『カネダのバイク』と同じだが、発する場面が違う。

 

観光客

テリー・プラチェットのファンタジーパロディ小説、ディスクワールドシリーズに登場する職業。
そこから転じてローグライクゲーム「NetHack」における最弱職業となる。
さらにそこからの引用として国産Angbandバリアントである「変愚蛮怒」にもしっかり登場する。

Nethackでも変愚蛮怒でも「プラチナイェンダー印エクスプレスカード」という強力な観光客専用アーティファクトが存在したりするが、
Elonaでは特に観光客の特権らしい特権などはほとんど無い。
変愚蛮怒にて「イークのなまけもの観光客」という最弱の組み合わせで*勝利*した強者も確かに存在するが、
Elonaで好き好んでかたつむり観光客をプレイする話はあまり聞かない。

ちなみに、プラチェットの原作に登場する観光客のモデルはバブル華やかなりし頃の日本人だったりする。

 

きのこの唄

ホクト株式会社のきのこ宣伝ソング。
Elonaに於いては、パルミア在住の猫かぶり『ミーア』が歌う。

  • 「きのこのこのこげんきのこぉ〜♪」
  • 「おー。えりんぎまいたけぶなしめじぃ〜」

このほか、敵モンスターとして無印、胞子、混沌の各種きのこが登場する。
一方、竹・たけのこは影も形もない。これはきっときのこ派の陰謀に違いない。

 

ギャルのパンティー

漫画「ドラゴンボール」のある一シーンにて願われたもの。
悪役が世界征服を願おうとした際に、割り込みでパンティーが願われたことにより世界は救われたのであった。

 

狂気度

クトゥルフ神話を題材にしたTRPG「クトゥルフの呼び声」にて用いられた、正気度システムが元となったと思われる。
あちらは狂気に侵されるごとに正気度が減少していくが、Elonaでは狂気に侵されるごとに狂気度が加算される点が大きな違いか。
重度になると精神病院のお世話になる必要があった元ネタよりも、一晩寝たくらいで狂気が和らいでいくElonaのほうが若干やさしい。

 

グウェン

MORPG「ギルドウォーズ」より。
赤が好き。赤い花も好き。おしゃべり好き。雪山でも裸足。
頭には花の冠、お気に入りのフルートを握り締めてどこまでもついてきます。
「ざっつあぷりちーふらわー」

 

ギルドウォーズの公式HPではイノシシ先生とともに初心者向けチュートリアルを務めている。
やたらかわいい。

 

首狩り

Wizardryシリーズに於けるクリティカルヒットが由来と思われる。
あちらでは、クリティカル攻撃は実力差に関係なく必中となるため、
レベル4桁の冒険者がうさぎ(Vorpal bunny)に「くびをはねられた」となることがよくある。
なお、Elonaの野うさぎは首狩りを持たないのでご安心を。

 

クレイモア(銀眼の斬殺者、あるいは銀眼の魔女)

同名の漫画より。因みに銀眼の斬殺者とは一巻、そして一話(SCENE1)のタイトルでもある。
作中に於いて、彼女たちを指す正式な呼称はない。クレイモアの呼び名はその身に帯びる大剣からつけられたもの。
妖魔と呼ばれる存在か、クレイモアの血肉(作中では一例のみ示されている)を人間に移植して作り出される。
妖力解放には「気持ちいいこと」に似た快感が伴うため、男だとすぐに覚醒(妖魔化)してしまう。
覚醒者は通常の妖魔よりも強力なはずなのだが、物語が進むと男の覚醒者はもはや十把一絡げである。

 

黒天使

ややこしいルートで実装された妄想具現使徒。
大本の元ネタは漫画「ローゼンメイデン」の薔薇乙女第一ドール、水銀燈。
亡霊の元素材が人形であることから、その差し替え画像として差し替え画像まとめサイトに置かれていたものが始まりらしい。
神の使徒が追加される少し前、たまたま見かけた制作者様が
『こんな感じの見た目とそれっぽいスキルを持ったキャラを作ってみよう』と思い立ったのだとか。
こうして罵倒と神の使徒が追加されましたとさ。

余談だが、追放者のグラも元々は洗礼者の差し替え画像として投稿されたものだったりする。

 

原子爆弾『Cat's Cradle』

原子爆弾の開発者が創造した架空の物質を巡るSF小説『猫のゆりかご』。

 

原子爆弾『little girl』

『cat cradle』の旧名。広島に投下された原子爆弾『little boy』のパロディ。

 

古書物

現実世界に『存在する』とされている書物(「終焉の書」を除く)。
クトゥルー神話関係が大半を占めており、人の皮で装幀されていたり黒魔術や呪術について記載していたり
『禁断』『異端』が説明文にくっついていたりと何やら胡散臭い代物が多い。
ゲーム内で解読難易度が一番低い《ヴォイニッチ写本》ですら「わけのわからないもの」として解読が進んでいない。ようやく作成された年代が判った程度である。
やっぱり読書スキルパネェ。

興味がある人はググってみよう。

 

さ行

斬鉄剣

  1. 「ルパン三世」シリーズの石川五右衛門が持つ刀。またつまらぬ物を斬ってしまった。
    隕石から作られたとか、名刀をサンコイチで溶かして打ち直しただとか、五右衛門一族秘伝の金属で打っただとか設定がコロコロ変わる剣である。
    なんでも斬れる剣として有名だが、実際には(蒟蒻などが)斬れなかったり、打ち負けて折られたりしたこともしばしば。
    ローグライク「変愚蛮怒」にて武器として登場した時はスライム系や女性モンスターに
    まったく通用しなかったりしたが、Elonaでは相手を問わず攻撃できる。
  2. 「ファイナルファンタジー」シリーズの召喚獣、オーディンの技。手に持った剣で敵を一刀両断、即死させる。
    シリーズによっては装備可能な武器として登場する。
    ただ北欧神話には斬鉄剣なるものは登場せず、こちらの元ネタも1と言われている。
     

弱酸性

石けんやボディーシャンプーに於いて、肌への優しさをアピールするための特徴。
しかし実は、弱酸性の方が肌に優しくないらしい。
Elonaに於いても、弱酸性スライムの方が無印より強く、酸の力が弱いと言うこともない。むしろ手を出さなくても酸を飛ばす分やっかいである。

 

祝福された水

ローグライク「NetHack」より。(というより、祝福/呪いのシステム自体もNetHackからの引用と見ることもできる。)
Elonaでは信仰を問わず水を祭壇に置くだけで祝福できるが、原作では自分の属性の祭壇である事と祈る事が必要。
原作では識別すると「聖水」という名称になり、逆に呪われていると「不浄な水」となる。

 

シュブ=ニグラス

クトゥルフ神話作品に登場
豊穣の女神・母神という性格を持ち「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」「黒き豊穣の女神」「万物の母」などの異称を持つ
ラヴクラフト著「闇に囁くもの」(『ラヴクラフト全集 (1)』に収録)など

 

地雷犬

第二次世界大戦中、ロシアで実際に存在した兵器。(→Wikipedia:対戦車犬)
犬に地雷を背負わせてドイツ軍の戦車の下に潜り込ませようと計画されたのだが、実際の戦場では戦車の走行音に怯えるなどして飼い主の方に走ってしまうことが多かったという。
言うまでもないが、ロシアの地雷犬は自ら地雷を埋めたり重力を発したりはしない。

 

信仰システム

これについてはElonaの独自色が強いが、その原型はローグライク「Dungeon Crawl」に見ることができる。
(ちなみにAngband系バリアントの一つ「ToME」でも、概ね同様のシステムを踏襲している)
具体的には、最大一つの信仰を持つ事ができ、信仰を深めることでより大きな恩恵を得られるという特徴がElonaへ継承されている。
ダンジョンの道中にて、Elonaの「神々の休戦地」の原型であろう「諸宗派の寺院」が存在し、
あらゆる信仰の祭壇が並べられていて、そこで所属する信仰を選ぶことができる。
ランダムな階層にランダムな祭壇が生成される事があるのも同じ。
また、キャラメイク時に選ぶ職業によってはゲーム開始時すでに特定の信仰を持っている者もいる。
信仰を持つ事でほぼ単純に恩恵のみが得られるElonaとは違い、特定の行動が制限されるなどのリスクを持つ信仰も多い。
また棄教した際の天罰も神によって独自色があり、内容もその多くが実に熾烈である。

 

スウォーム

虫の群れを指す。「ロマンシングサガ2」に限らず、イナゴの大群を思わせる
虫の大群を召喚して対象に物理ダメージを与える魔法として、特に洋ゲーなどに多い。

 

すくつ

巣窟(そうくつ)の誤った読み方。なぜか変換できない。
変換できないからって単語登録とかするのは無粋である。

 

スケルトンキー

英語で(複製したスペアキーではなく、複数の子鍵を一つで代用出来る親鍵としての)合鍵の意味。マスターキーとも。
ローグライクゲームでおなじみの「万能鍵/Skeleton Key」が直接の元ネタか。
実際に骸骨(Skeleton)製なわけではないが、
Elonaも含め、ジョークとして骸骨の鍵という名称や、鍵の意匠に骸骨を使っている作品は多数存在する。
不確定名は透き通った鍵であるが、透けている・透明という意味でスケルトンやシースルーという語を当てるのは日本語独自の用法で、
英語圏ではtransparentやtranslucentの語を使う。

 

セブンリーグブーツ

西欧諸国のおとぎ話の定番マジックアイテム。一歩で7リーグ(大体35kmくらい)を歩けるようになるという魔法のブーツ。最近では「魔法使いハウルと火の悪魔」でも登場。
日本で特に有名なのはペロー童話「親指小僧」のものだろうか。
人食い鬼に捕まった親指小僧が機転を利かせて脱出、その後追いかけてきた人食い鬼が眠っている隙に
『七里の長靴』を強奪後再び人食い鬼の家に戻り人食い鬼の宝を持ち帰る童話らしいお話。
また「眠れる森の美女」にも同名の長靴をはいた小人が出てきたり、意外なところでは「ファウスト」にも出てきたりする。

 

た行

ダル=イ=サリオン

★軟革ブーツ『ダル=イ=サリオン』。「Angband」より。
「シンダール語で『英雄の足』を意味するこの靴には身に付ける者を堕落や衰退の力から守り、並外れた素早さを授ける霊力が備わっている」
との事で、器用や魅力に+修正がかかり混乱・地獄・混沌の耐性を持ち麻痺知らず、さらに発動効果で恐怖や毒を取り除いてくれるなど、
レア度のわりに有用な装備。Elonaでのしょぼさがまるで嘘のようだ。
特に地獄や混沌の耐性はけっこう埋め辛いので、この辺が揃わないと延々コレを履き続けることもある。
だが、「並み外れた素早さを授ける」と言ってるわりにスピードはちょっと上がるだけ。ションボリである。

 

ダンジョンクリーナー

Angband系列ローグライクに登場するユニーク、
『究極ダンジョン=クリーナー(The Ultimate Dungeon Cleaner)』。
ちなみに、Elonaでダンジョンクリーナーが交戦時に発するセリフ「Resistance is futile!」(抵抗は無意味だ!)は、
「スタートレック」のボーグに由来する。

 

小さなメダル

RPG「ドラゴンクエスト」シリーズ(初出はIV)に登場するアイテム。
シリーズ内でもシステムに微妙な差異があったりするが、「メダルを集めている人に渡し、枚数に応じた景品を受け取る」という部分は元ネタでもElonaでも変わらない。

 

辻プリースト

MMO「ラグナロクオンライン」において、通りすがりに回復やステータス増強スキルをかけて
去って行くプリーストのことをこう呼んだ。
彼ら曰く「お礼を言われたら負け」だそうな。

ディアボロス

ラテン語で、「悪魔」を意味する言葉。
…もっとも、斬鉄剣の旧名が《リオレウス》だったことを踏まえると「モンスターハンター」の同名の大型モンスターの方が元ネタなのかもしれないが。
(ちなみにリオレウスもMHが元ネタ)
 
該当装備には「時を止める」能力があることから、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の登場人物
「ディアボロ」のほうが元ネタとしてはより近いのではないだろうか。
(「時を消し飛ばす」能力を持っている)

 

な行

中の人/中の神

ネットスラング「○○の中の人も大変だな」「中の人などいない!」より。
着ぐるみの中に入っている人やアニメ・ゲームキャラクターの声優を指し、
転じて役割、役柄に振り回されている人物を揶揄するのに使う。
また「(組織名)の中の人も大変だな」と言う文脈の場合は単純に所属員を指すことが多い。
 
ex.ミッ○ーマウスの中の人などいない! 小泉の中の人も大変だな 神奈川県警の中の人も大変だな  など
 
源流をたどると、昔の漫画「伝染るんです」の「下の人などいない!」に行き着く。

 

懐かしいルーン

MMORPG「Ultima Online」(通称UO)より。
原作ではマークの呪文でポイントを記録、リコールの呪文などでマークした場所に移動できるアイテム。

 

は行

ハードゲイ

台詞などを見るに、かつてハードゲイネタでブレイクした芸人「レイザーラモンHG」がモチーフと思われる。
なお、当たり前だが実際のレイザーラモンHGは爆発なんかしない。

 

破壊の斧

「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する呪いの武器「まじんのオノ」。
会心の一撃が出やすい代わりにミスも多いというデザインをそのまま引き継いでいる。
この手のいわゆる「バクチ装備」は他のRPGシリーズにも散見されるがおそらく出典はこれだろう。
余談だが「まじんのオノ」は3で登場して以来、なぜか4〜6では「まじんのかなづち」に変更されており、
7で再び「魔人の斧」に戻されるという妙な経緯をたどっている。ちなみに7には「かなづち」の方もちゃんとある。以降のシリーズでは「かなづち」にとってかわられてしまっているが。
外伝には「魔人の槍」もあるが会心の一撃が出やすいだけで「バクチ装備」ではない。

 

よく誤解されるが、同シリーズに登場するバグ技で有名な呪いの武器「はかいのつるぎ」は
呪いの効果で動けなくなることがあるだけで、別にミスと会心の一撃が出やすいということはない。
(時には会心率が上昇する効果を持っていることもあるが)

 

爆弾岩

こちらは「ドラゴンクエスト」シリーズ(3以降)より。しかし大半の人はトルネコの大冒険を思い浮かべるだろう。
前者ではこちらの様子を窺いながら、時たま自爆呪文を放ってこちらに壊滅的な被害を与えてくる非常に印象の強いモンスター。
後者では自分からは爆発せず、HPが少なくなると起爆し致命的なダメージを与えてくる。
Elonaにおいても自爆っぷりと無駄な時間消費(交戦時の移動確率がかなり低い)は健在。その上ショートテレポートで突然消えたりするため、より厄介になっているような気がしないでもない。

 

はじけ魚

「大食いマグロ」と同様、モンスターハンターシリーズの「はじけイワシ」が原型か。
ちなみに、肉料理にも「こんがり肉」という、シリーズお馴染みの名称を見ることができる。

 

ハリマグロ

これもモンスターハンターシリーズの「ハリマグロ」が原型と思われる。

 

ピアニスト

常に巨大なピアノを背負って持ち歩くと言う設定は漫画「ハーメルンのバイオリン弾き」の登場人物ライエルが元ネタか。
500kgはあるという黄金のピアノを常に背負って旅をしており、転んでしまうとピアノに潰されて一人では起き上がれないこともあった。
愛の勇者を名乗り無報酬で魔物退治を行う好人物で、金に汚い主人公ハーメルと好対照なライバル役、後によき相棒として最初から最後まで活躍を見せた。

 

ビッグダディ

PC/Xbox360/PS3用ゲーム「BIOSHOCK」より。
海中の人工都市Raptureにて、『リトルシスター』を警護する潜水服の大男。
リトルシスターに手を出さない限り基本的に中立的。
しかし、ひとたび怒らせると悪鬼羅刹のごとき戦闘能力を見せつけてくれる。

 

飛竜刀

「モンスターハンター」シリーズに登場する太刀「飛竜刀」シリーズか。
Elonaでは竜族特効、雷属性追加攻撃を持つが、モンハンシリーズの飛竜刀は火もしくは毒属性である。
竜族特効を持つのは「龍刀」シリーズのほう。

 

フォーチュンクッキー

直接的な原型はローグライク「NetHack」より。
食べる事で中に入っているメッセージを読むことができる。
ガセネタやどうでもいいメッセージが多分に含まれているのはNetHackからのもの。
NetHackでは「r」キーで食べずにメッセージだけを読むことができたりした。
実在するものに関してはこちらを参考に。

 

フリージア

「変愚蛮怒」ほか*band系列作品に登場する猫のユニークモンスター、「好まざる猫『フリージア』」。
Elonaに登場するフリージアとは比べ物にならないほど弱いが、初心者向けの洞窟の2階で早々に登場し、
まだレベルも装備も整っていない冒険者を虐殺する初心者キラーとして有名。
今では転落してしまったが、かつては変愚蛮怒の死因ランキング四位(モンスターによる死因では一位)に君臨していた。
なお、*band系のコミュニティにおいてフリージアの由来は何か、という論争が持ち上がった事があるが、真実は不明のままである。
一応、同名の花のことではないかという意見が有力であったように思う。

 

ペット

「ペット」や「仲間モンスター」などは様々なゲームで割とありふれたシステムではあるが、
ペット用として存在する「紐」や「聴診器」などのアイテムはNetHackを元にしていると思われる。

 

骨弓

マイケル・ムアコックのファンタジー小説「エルリック・サーガ」に登場する「メルニボネアン・ボーン・ボウ」より。
メルニボネに古くから伝わる特殊な骨製の複合弓で、製法など全てが門外不出の大変な貴重品である。
同作品に登場するストームブリンガーやモーンブレイドなどの魔剣群があまりにも有名なためか、
アイテムとしては若干マイナーなことは否めない。
ちなみに正式名称ではない「骨弓」が登場するゲームはそれなりに存在する。

 

ま行

マイアヒー

猫系モンスターに酒を飲ませると口走る歌。
元ネタはネットの空耳FLASHで有名になり「恋のマイアヒ」と題されてCD化までした
モルドバ出身の音楽グループ「O-ZONE」の楽曲「Dragostea Din Tei(菩提樹の下の恋)」。
本来は愛した女性との別れを歌った切ない楽曲である。ちなみに日本のみならず世界各国でカバーされている。

ルーマニア語で歌われる歌詞の奇妙な聞き心地が多くのネットユーザーのツボにハマり、酒びたりのネコが気持ちよさそうに歌うFLASHがブレイクした。
(猫に酒を飲ませると歌うのはこのため。なお、元々は「モナー」というAAキャラクターである)
その後このキャラクターが「のまネコ」の名で商標登録されそうになるという騒動があった。

迷子の子猫

マンガ「チーズスイートホーム」

 

ムーンゲート

MMORPG「Ultima Online」(通称UO)より。
原作では行き先を指定してムーンゲート同士で行き来できるという仕様。
かつては月齢によって転送先が変わるという仕様だったらしく、そういった点ではElonaのムーンゲートは初期の仕様に近いかも。

 

目が回る

カート・ヴォネガットのSF小説『猫のゆりかご』より。
作中に登場する架空の宗教であるボコノン教の教徒が万物が互いに関係しているさまを見た時に呟く言葉。

 

モーンブレイド

「エルリック・サーガ」に登場する、黒の剣の顕現の一つ。
主人公エルリックが持つ「ストームブリンガー」の姉妹剣であり、エルリックの従弟イイルクーンが一度はその手に収めた。
黒の剣の顕現はひとつの世界には一振りしか存在できないという設定を踏襲するならば《ストームブリンガー》などは今後追加されないのかもしれない。
(もっとも、「エルリック・サーガ」の作中でも黒の剣の顕現が二つ以上存在した事は何度もある。
このあたりの設定は「エルリック」シリーズの後に書かれた「エレコーゼ」シリーズで改めて固められたものであり、
そのため過去作とはやや矛盾する部分が散見される)
黒の剣は斬った対象のエネルギーを吸い取って持ち主に与える能力があり、関連作品の中では宇宙そのもののエネルギーを吸収したこともある。
ムアコック著『メルニボネの皇子』など

 

モンスターボール

ゲーム「ポケットモンスター」より。
敵を弱らせてから投げつける事で捕獲できる道具。
元ネタでは上位種がいくつか存在するが、Elonaにおいてはレベル表記で性能が表現される。
また「変愚蛮怒」でも同様のアイテムが採用されている。

 

や行

四次元ポケット

マンガ「ドラえもん」おなじみのアイテム。
着脱可能なポケットが四次元空間の入り口となっていて、無限に物を収納する事ができる。
ポケット自体の口はかなり小さいが、どんな大きな物体でも自在に出し入れが可能。
Elonaでは魔法を詠唱することによってこの入口を出現させられる。

 

ら行

ライトセーバー

スター・ウォーズに登場する武器としてあまりにも有名。
元ネタではほとんどの物質を容易に切断するほどの破壊力を持っているが、Elonaではこの特徴を破壊力ではなくダメージ貫通率(100%)に代えている。
多数の手を生やしたキャラ等に使わせれば、ジェダイキラーの出来上がりである。

 

ラグナロク

古代ノルド語で「偉大なる神々の運命」を意味する言葉。北欧神話における神族と巨人族の最終戦争のことを指し、
劇作家リヒャルト・ワーグナーが自著「ニーベルングの指環」最終章として「神々の黄昏」と独訳した。
…が、剣としての元ネタは当然「ファイナルファンタジー」シリーズに登場する聖剣「ラグナロク」のこと。
初出はFF3で、画面表記では聖剣であったが、しかし実際にはナイトと魔剣士、そして全武器防具が装備可能な忍者も装備できる特殊な剣として存在したため、
白魔法の使えないナイトの立場が薄くなってしまい、魔剣士や忍者で使用してた人も多いだろう。
実はシリーズ中一度も「最強の武器」になったことが無かったり、
あまつさえ作品によってはラグナロクの偽者と強弱が逆転していていたりと、結構テキトウな武器である。
「全てを終結させる」能力は原典である神々の黄昏によって神族が滅亡し、神話の時代が終結したことからきていると思われる。
追記:このような書き方が相応しいのかはわからないが、私は真ウィザードリィRPGシナリオ集1 終末の魔剣にある終末の魔剣が元ネタなのではないかと思うのだが。

 

リトルシスター

PC/Xbox360/PS3用ゲーム「BIOSHOCK」より。
海中の人工都市Raptureにて、"Adam"と呼ばれる物質を体内で生成するために必要となる血液を死体から回収して回る不気味な幼女。
"Adam"は、人体組成や人間の能力を飛躍的に変化させる物質である。
リトルシスター自身には戦闘能力はないため、「ビッグダディ」が"Adam"を分けて貰う代償に狙う怪物達やプレイヤーから彼女たちを警護している。
ビッグダディを倒したプレイヤーはリトルシスターを殺害し大量の"Adam"を奪うか命を救うかを選択できる。
これがリトルシスターのクエストの「リトルシスターの肉を食べ進化するか、アクリ・テオラの科学者に送り届けるか」という内容に通じている。
Elonaではそこそこ愛らしいドット絵で表現されているが元ネタでは洋ゲーでFPSのため…。

 

ルードルボ

ローグライクゲーム、Angbandより。
Angband内に存在するダンジョンの一つ、「イークの洞窟」を治めるボスの名「ボルドール」を逆から読んだもの。
イークの洞窟は最初の街のすぐ近くにある初心者向けダンジョンで、装備が整えば最深層まで到達するのはさほど難しくないが
そこで待ち受けるボルドールはひたすら大量のイークを召喚しまくり、数の暴力でプレイヤーを押し潰してくるため倒すにはコツが要り、そこそこの準備が必要となる。
それを知らずにボスに対面したプレイヤーが何もできずに圧殺されるのは*bandの通過儀礼であり、elonaに置いても大量のイークによる人海戦術は健在である。

 

レイハンド

名称はキリスト教で行われる儀式である按手(あんしゅ、Laying on of hands)に由来する。
あるいは上記に由来する、癒しの力を込めた手を患部にかざして治療する手かざし(かざし手)療法・治療かもしれない。
フィクションではパラディンや聖職者等の神聖な職業の得意技として、現実世界ではハンドパワーや気功・オーラ的な通称でも広まっている。
癒しの手の魔法や杖も、効果量は違えど本質的には同じ物なのかも。

 

わ行

 

英数字

Angband / *band / Angband系

ローグライクと言われるゲームには大きく分けて二つの流れがあり、その一派Angband系列の祖。
元々のRougeやNethackは限られた資源でダンジョンの攻略を目指す事がゲームのテーマとなっているが、
Angband系列では数多くのダンジョンを徘徊し装備・消耗品を収集する事にゲームの主眼が置かれており、Elonaもこの系統に属する。
日本においてよくプレイされているAngband系列のゲームは変愚蛮怒, Xangband, ToMEなど。

 

記号

登場キャラクタやマップがASCII文字のみで表現されていた元祖Rogueの、プレイヤーキャラを表す記号。
テキスト版のRoguelikeの多くにもこの記号が使われ、またゲームによってはプレイヤー以外の「人間」に対応する記号としても使われることも。
ローグライク関連のコミュニティで「@」と言えば大抵プレイヤーキャラのことを指す。
なお、召喚方法はAngband(及びそのバリアント)の自殺コマンドに由来している。 Qy@!